資金繰りは会社の最重要項目!しっかり先を見据えて準備が必要です
カテゴリ:税務・経理・決算
/公開日:2020年5月12日
会社は資金繰りが最重要項目!
会社にしても個人事業にしても利益より何より継続するのに重要なのはお金です。
極論を言えば、利益が出ていなくてもキャッシュが回れば事業は続けられます。逆に「黒字倒産」ということもあるように利益が出ていてもキャッシュが回らなければ倒産してしまうこともあります。
ここが、会計のややこしいところで利益とお金の増減は一致しないのです。
資金繰りが苦しいときに頼れるのは?
会社がいつでも順風満帆に事業をしているかといえば、そうではありません。大企業ですら経営が危なくなったという経験はあるでしょう。中小企業となればなおさらです。
そんな時に資金繰りで頼る先は、いくつかあります。
- 日本政策金融公庫
会社を経営していれば聞いたことはあるかと思います。昔は、国金(こっきん)と言われていました。
会社を経営している人も創業当時の人も、利用したことがある人はとても多いです。
- 銀行・信用金庫
次に多いのは、銀行や信用金庫です。中小企業となるとメガバンクからの借り入れは正直難しいです。
メガバンクだと最低の借入金額がとても多いので、通常は地銀(地方銀行)や信用金庫からお金を借りることが多いです。
その際に、ある程度の信用がなければ信用保証協会の保証付きで融資を受けることになります。
- ファクタリング
こちらは一般的とはいえないですが、利用している会社も少なくありません。
ファクタリングとは、売掛金つまり取引先へ請求書を発行し、まだ入金になっていない状態の債権を担保に借入をするということです。
ただ、こちらは取引先の信用も必要になってくるので誰でも使えるわけではありませんが、資金繰りに行き詰った時に考えてもいいかもしれません。
注意したいのは、一時的に借りるだけと考えていてもファクタリングは入金予定の売掛金が入ってきても返済に充てなければいけないので、次の月の支払いも困ってしまい、結局は何か月もファクタリングを続けることになってしまいます。
ファクタリングは当然手数料が発生しますので、入金額が減ってしまいます。
- カードローン(キャッシング)
カードローン(キャッシング)は、銀行系と消費者金融系があり、銀行系のカードローンは使っている人もいるかもしれません。
金融機関からの借入やファクタリングでも間に合わないような場合にのみ利用した方がいいでしょう。
他からの借入と比べても金利が高めになっていますので、銀行や日本政策金融公庫から借入が出来る場合は、そちらから借入した方がいいでしょう。
カードローンではいきなり多くのお金を借りることは難しいので、少額で返済できる予定がしっかりある場合に限った方がいいでしょう。
資金繰りは余裕を持って計画すること
日本政策金融公庫や銀行からお金を借りようとしていたとしても、当然すぐに貸してくれるわけではなくて審査があります。
現在、借り入れがあるところであれば多少は早めに審査や契約までいけるかもしれませんが、初めて申し込む際は申し込みから面談、審査、借入まで含めて1ヶ月は見ておいた方がいいでしょう。
そのためには直前になって動いても間に合わなくなってしまいます。
毎日のお金の動きを見るまではしなくても、月単位でお金の動きを見ながら3ヶ月くらい先までは考えるようにしましょう。
毎月一定の経費ならいいのですが、当然どこかのタイミングで税金も発生してきます。
そういったイレギュラーな支出も念頭にいれて計画をしっかり立てておいた方がいいでしょう。
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