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会社設立のための資金調達:政府系金融機関のメリット・デメリット

カテゴリ:会社設立・起業

/公開日:2017年9月14日

節税 会社を設立する場合には、必ずお金が必要になります。いわゆる資金調達をしなければ、会社を設立できないことがほとんどです。もちろんありあまるほどの金があれば別ですが、初めて会社を設立する人は十分なお金を持っていない可能性があります。この場合には何らかの形でお金を借りなければいけません。

 お金を借りる場合には、民間の金融機関で借りることもできますが、基本的に信用がなければお金を借りることはできないでしょう。例えば、過去にお金を借りてしっかりと返済できている場合や、コネクションがある場合などは貸してくれますが、見ず知らずの人にはお金を貸すほど金融機関も余裕があるわけではありません。ですが、民間の金融機関から借りることができなくても政府系金融機関からお金を借りることは可能です。その一つが日本政策金融公庫になります。

日本政策金融公庫で借りるメリット

 日本政策金融公庫でお金を借りる場合のメリットは、とくに信用がなくてもお金を借りることができることです。日本政策金融公庫は、中小企業を育てるために国で経営する機関になります。そのため、とくに信用がなくてもお金を借りることができます。

 お金を借りる場合は、事業計画書が必要になりますが、ある程度明確な計画書を書いておけば、融資を受ける可能性が高いです。もちろん借りることができる金額は上限がありますが、それほど多い金額でなければ借りることはそれほど難しくありません。民間の金融機関に比べると借りることができる可能性は十分高いと言えます。

日本政策金融公庫で借りるデメリット

 これに対して、デメリットは、自己資金がないとお金を貸してくれないことです。極端な話し、借り主が1円もお金を持っていなければ、お金を貸してくれることはありません。そのため、初期の段階である程度お金をためておかなければ借り入れが難しくなると考えましょう。どの位の金が必要かといえば、本来必要なお金のおよそ半分から5分の1ほどです。

 なぜなら、日本政策金融公庫は、借入希望額の1/10の自己資金が借入申込みの際に必要になってくるからです。例えば初期費用に1000万円必要だとすれば、100万円あれば申込みはできますが、より融資を受けやすくするには200万円から500万円ぐらいまでは用意をしておきましょう。

 ただし、いくらでも貸してくれるかといえばそのようなことはありません。例えば、すでに1000万円所有している場合は5倍の5000万円まで借りることができるかといえばそのようなことはなく、上限は1500万円くらいになります。

日本政策金融公庫で借りるには

 会社設立の際に、融資を受けようとするのであれば、事業計画書をしっかりと作成し、面談に臨むことが必須になります。融資のチャンスは1度だけですので、適当に事業計画書を作って申し込むよりかは、融資をサポートする専門家に依頼した方がいいかと思います。

 当事務所でも銀行出身の担当者がしっかりと融資をサポートしております。

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