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会社設立のための資金調達:民間金融機関・銀行融資のメリット・デメリット

カテゴリ:会社設立・起業

/公開日:2017年9月13日

会計

 以前に比べると圧倒的に会社設立に要する資金の負担が小さくなっていますが、やはり纏まった額が必要になることには変わりないので、資金調達の方法について考える必要があります。
 いくつかの選択肢があり、政府金融機関なども存在しているものの、これから経営者になろうとしている方が、最も選定する確率が高いのは民間金融機関、つまりは銀行融資です。

 圧倒的に選ばれていると言っても過言ではないのですが、民間金融機関から資金調達する際にはメリットの他に、注意すべきデメリットがあることも事前に把握しておかなければなりません。
まず、民間金融機関で資金調達する時にメリットになり得るのは、金利が低い状態で融資して頂ける可能性が非常に高い点です。

銀行融資のメリット

 銀行融資のメリットの1つは金利の低さです。銀行から融資を受けられると金利は、政府系金融機関より低くなります。ただ、注意しないといけないのが、信用保証協会がつく場合です。いきなり銀行も直接取引(プロパー取引)してくれるとこは、ほとんどありませんので、信用保証協会に保証してもらうのを条件に融資してくれます。
 そうしますと、銀行に追加して信用保証料を支払うことになりますので、金利を比較する際には、信用保証料も加味した金額で比較すると結果どちらの金利が低いか判断することができます。

 実際に、かつては金銭を得ることができて企業を立ち上げられたとしても、金利の処理に振り回されてしまい、売上を高めるどころか早々に廃業してしまったケースが相次いでいました。また、民間金融機関なら長い期間にわたって援助してもらいやすいので、画期的で先進的なアイディアがあるものの、資金難によって諦めざるを得なくなり頓挫しなくて済みます。
 そのため、たとえ初期段階では人材確保や開発費用といった安定経営するために仕方がなく赤字で計上していても、長期的な視点で黒字化が達成できる見込みが高いのなら事業計画が組めます。

銀行融資のデメリット

 一方、デメリットになってしまうのは資金調達時に担保が求められてしまう様子であり、中でも規模が大きなメガバンクについては建造物の不動産もしくは、土地といった物件がなければ支援してもらえないと理解して構いません。
担保で不動産や土地が求められたので、体力が無い中小企業のオーナーは作業の現場となる工場に限らず、衣食住をしている自宅を差し出す事が珍しくありませんでした。
 
 ただ、最近では融資の際に担保が必要かと言いますと、必ずしも必要とは限りません。担保があった方が当然融資の時には有利になりますが、今では担保がなくても融資を受けることは可能です。

 
 政府系金融機関と同様、自己資金はある程度必要になってきますが、政府系金融機関ほど厳密な規定はありません。自己資金も大切ですが、事業の計画や今後の見通しなどが重要になってきますので、事業を行うにあたり、しっかりと返済できるような事業計画を立て、しっかりと計画書に沿ったように経営できるよう努力していく必要があります。

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